1965年生まれ。アーミル・カーン、シャールク・カーンと共に、ボリウッド映画界“3大カーン”の一人とされ、ボリウッド映画界で、最も人気と影響力があるドル箱スター兼プロデューサー。俳優・脚本家であったサリーム・カーンの長男として生まれ、1988年に映画デビューを果たし、1989年に大ヒット作“Maine Pyar Kiya”で主役を演じ、新人男優賞を獲得した。その後もインド映画史上に名が残る“Hum Aapke Hain Koun”(94)や“Kuch Kuch Hota Hai”(98)などに出演。日本では「ミモラ -心のままに-」(99)「ダバング 大胆不敵」(10)「タイガー~伝説のスパイ~」(12)などが公開され、日本人のファンも多い。本作ではプロデューサーも兼ねているが、子供の問題を扱った“Chillar Party”(11)をプロデュースするなど、社会問題にも関心が深く、2007年にBeing Human Foundationを設立した。
2008年生まれ。2012年にテレビドラマの子役としてデビューし、TVCMにも多数出演。本作では、オーディションに集まった約5,000人の中から選ばれ、発話障害をもつ難役を見事に演じて、鮮烈な映画デビューを果たし、Filmfare Awardsでは最年少で新人女優賞にノミネート。Stardust Awards、Star Screen Awards等では最優秀子役賞を受賞した。映画2作目になる“Nastik”では、警官の人生観に影響を与える少女を演じている。
1980年生まれ。祖父や父も俳優という映画一家に生まれ、2000年に“Refugee”のヒロイン役でデビューし、大ヒット作「家族の四季 -愛すれど遠く離れて-」(01)で、早くも一流女優の仲間入りを果たした。以降、歴史物、サスペンス、社会派ドラマ等、多彩な映画に主役級で出演し、2007年の恋愛コメディ“Jab We Met”が高く評価された。「DON -過去を消された男-」(06)「ラ・ワン」(11)「エージェント・ヴィノッド 最強のスパイ」(12)等は日本でも公開され、「きっと、うまくいく」(09)で演じた女医のヒロイン、ピア役は馴染みが深い。
1974年生まれ。俳優を志し、アーミル・カーン主演の“Sarfarosh”(99)で台詞なしの端役デビュー。苦しい下積み時代が続くが、“Black Friday”(07)での演技が高く評価され、“Talash”(12)では映画賞を獲得。その後も“Kick”(14)“Raees”(17)等に出演し、「女神は二度微笑む」(12) 「めぐり逢わせのお弁当」(13)等は日本でも公開された。アカデミー賞ノミネート作「LION/ライオン 25年目のただいま」(16)では、特別出演ながら、存在感のある重厚な役を演じた。
1971年生まれ。映画プロデューサー、監督、脚本家。1996年から、ドキュメンタリー映画の撮影監督や製作に携わり、インド国民軍を題材にした“The Forgotten Army”(99)等の3作品ではメガホンをとった。娯楽映画デビューとなった2006年の“Kabul Express”は、National Film Awardsで最優秀新人監督賞を獲得。その後、日本でも公開された「タイガー~伝説のスパイ~」(12)などを手掛け、監督の他に共同プロデューサーも兼ねた本作は、興行的にも大成功を収め、彼の代表作品となった。他の監督作品は“Phantom”(16)“Tubelight”(17)。クリケット・ワールド・カップを題材にした次回作は2019年公開予定。