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映画『ジガルタンダ・ダブルX』公式サイト|クリント・イーストウッドとサタジット・レイが出会う南インドで森と巨象のウエスタンの幕が上がる 9月13日(水)より新宿ピカデリーほか全国公開決定!

映画『ジガルタンダ・ダブルX』公式サイト
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9月13日(水)より新宿ピカデリーほか全国公開決定!
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タミル語ニューウェーブ映画の鬼才、カールティク・スッバラージの最新作!タミル語ニューウェーブ映画の鬼才、カールティク・スッバラージの最新作!

伝説の“ギャングスター・ミュージカル”『ジガルタンダ』(2014)から9年、タミル語ニューウェーブ映画の鬼才カールティク・スッバラージ監督が再び世に送り出したシリーズ2作目『ジガルタンダ・ダブルX』。両作の間のストーリー上の繋がりは薄く、監督自身が「そのスピリットにおける続編」と呼ぶ本作は、ギャング対映画監督という構図は踏襲しながら、シニカルで捻った笑いが印象的だった前作に対し、ギャング抗争と西部劇、映画界内幕とネイチャードラマとが一体となった中に、差別と搾取への激烈な抗議を含んだ社会派作品に仕立て上げられた。主演は、超売れっ子のダンス振付師から始まり自ら監督する作品中で主演をこなすまでになったラーガヴァー・ローレンス。そして、ヒット作連発の監督から性格俳優に転身したS・J・スーリヤー。このクセの強いコンビに、『グレート・インディアン・キッチン』で鮮烈な印象を残したニミシャ・サジャヤンが絡む。タミル語映画界トップの音楽監督サントーシュ・ナーラーヤナンによるレトロ・ファンクのグルーヴに身をゆだね、1970年代の熱い南インドを旅しよう。

1970年代前半のマドラス(現在のチェンナイ)。警察官採用試験に受かったキルバイは、血を見ると気を失うこともある小心者。着任を間近に控えたある日、不可解な殺人事件に巻き込まれ、自身が牢に繋がれることになる。彼は、政界に強いコネクションを持つ悪徳警視ラトナに脅されて、無罪放免・復職と引き換えにマドゥライ地方のギャングの親分シーザーを暗殺することを命じられる。ラトナは、西ガーツ山脈のコンバイの森に派遣された特別警察の指揮官で、冷酷非道な男。その兄のジェヤコディは、タミル語映画界のトップスターにして、次期州首相の候補と噂されている。一方シーザーは、「ジガルタンダ極悪連合」という組織のトップで、地元出身の野心的な有力政治家カールメガムの手足となって象牙の違法取引から殺人まで、あらゆる非合法活動を行っている。
 シーザーに近づくために、キルバイはサタジット・レイ門下の映像作家と身分を偽り、シーザーを主演にした映画の監督の公募に名乗りを上げる。クリント・イーストウッドの西部劇が大好きなシーザーは、キルバイを抜擢しレイ先生と呼ぶようになる。そこから2人の運命は思いもよらない方向に転がり始め、西ガーツ山脈を舞台にした森と巨象のウエスタンの幕が上がる。

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シーザー/ラーカヴァー・ローレンス
シーザー/ラーガヴァー・ローレンスRaghava Lawrence
1976年にタミルナードゥ州マドラス(現チェンナイ)で、テルグ人の父親とタミル人の母親との間に生まれる。幼時に脳腫瘍が見つかり、長く生きることはできないと言われたが、奇跡的に回復した。このことが現在彼が精力的に行っている障碍を持つ子供たちへの支援事業の原点となった。10代半ば頃から映画撮影現場の雑役を行っていたが、やがてバックダンサーとなる。1990年代後半からチランジーヴィ主演のテルグ語映画で振付を始め、トップランクの振付師と見なされるまでになる。その知名度を見こまれ、『希石』(2002)を始めとして数本の低予算映画に出演するが、ヒットとはならなかった。その後テルグ語映画で監督に転じ、ナーガールジュナ主演『Mass』(2004、未)、プラバース主演『Rebel』(2012、未)などトップスターの娯楽作品で評価を得る。しかし彼の名をとどろかせたのは、監督・主演を兼ねて世に送り出した、パワフルなダンシング・ホラー4連作の第2作目『Kanchana』(2011、未)だった。本作『ジガルタンダ・ダブルX』は俳優としての参加で、久しぶりのヒット作となった。カールティク・スッバラージ監督は、『ジガルタンダ』(2014)でボビー・シンハーが演じたギャングの役を、当初はローレンスにオファーするつもりだったという。
シーザー/ラーカヴァー・ローレンス
キルバイ/S・J・スーリヤーS J Suryah
1968年にマドラス州(現タミルナードゥ州)ティルネルヴェーリ県に生まれる。マドラス(現チェンナイ)のロヨラ大で学び、卒業後は助監督として働く。アジット・クマールの主演で初めて監督した『Vaali』(1999、未)は見ごたえ充分なサイコ・スリラーで、続くヴィジャイ主演の『Kushi』(2000、未)と共に連続ヒットを飛ばし、一躍名を知られるようになる。2004年の『New』(未)は、トム・ハンクス主演の米国映画『ビッグ』(1988)のリメイクで、初めて主演・監督を兼ねた。同作は当時のタミル語映画としては大胆なアダルト・コメディーで、観客の間で議論を呼んだ。本来は監督よりも俳優を志望していたため、そのころから他監督の作品で演じることにシフトしていくが、ヒットには恵まれなかった。2004年に予告された主演・監督作『Isai』(未)は、様々な事情から製作が遅れに遅れ、2015年まで10年を費やすことになり、スーリヤーにとっては試練の期間となった。それもあり、カールティク・スッバラージの『女神たちよ』(2016)での映画監督の演技は鬼気迫るものとなり、演技者スーリヤーのカムバックとして受け止められた。以降はエキセントリックな悪役・性格俳優としてひっぱりだことなり、「モンスター俳優」の異名を得ることになった。
シーザー/ラーカヴァー・ローレンス
マラヤラシ/ニミシャ・サジャヤンNimisha Sajayan
1997年、マハーラーシュトラ州ムンバイで、ケーララ人の両親のもとに生まれる。端役経験を経て、24歳の時に『Thondimuthalum Driksakshiyum』(2017、未)でデビュー。同作は2017年のマラヤーラム語映画のベスト作品にも数えられるものとなったが、ムンバイ育ちということで、当時の彼女のマラヤーラム語のセリフにはたどたどしいものが残っていたという。以降も、批評家や映画好きを唸らせる文芸的な作品に出演。東京フィルメックスで上映された『水の影』(2019)での女学生のように、危機に直面した女性像を迫真的に演じることに長けている。配信によりインド中を席巻した『グレート・インディアン・キッチン』(2021)のヒットにより、マラーティー語やタミル語の映画にも活動の場を広げている。
シーザー/ラーカヴァー・ローレンス
ラトナ警視/ナヴィーン・チャンドラNaveen Chandra
1982年(異説あり)にカルナータカ州バッラーリに生まれる。同地はアーンドラ・プラデーシュ州との州境にあり、テルグ語話者住民も少なくない。『Sambhavami Yuge Yuge』(2006、未)でのデビュー以来、テルグ語映画をメインに活躍。『Andala Rakshasi』(2012、未)のヒットで知名度を得る。日本で紹介された『アラヴィンダとヴィーラ』(2018)のように重要な脇役を演じることが多いが、ウェブシリーズのホラー『Inspector Rishi』(2024、未)では主演している。
シーザー/ラーカヴァー・ローレンス
ドゥライ/サティヤンSathyan
1975年にタミルナードゥ州南部の都市コインバトールに生まれる。父はプロデューサーのマダンパッティ・シヴァクマール、オジは俳優のサティヤラージ。またタミル語映画界の大スターのスーリヤとは幼馴染だという。子役などを経験した後、2000年に父のプロデュースで『Ilaiyavan』(未)で主演デビューしたが、すぐにコメディアンに路線を変更し、トップヒーローのサイドキック的な役柄を多くこなすようになる。『ジョンとレジナの物語』(2013)、『24』(2016)、『マジック』(2017)などに出演。
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監督:カールティク・スッバラージKarthik Subbaraj
1983年にタミルナードゥ州マドゥライに生まれる。父のガジャラージ・Sは『ジガルタンダ』(2014)や『女神たちよ』(2016)などにも小さな役で顔を出すことになる俳優。同市のティヤーガラージャル工科大学に学ぶ。卒業後インフォシスに就職し、カルナータカ州バンガロールでITエンジニアとして働くが、やがて映像に興味を持つようになり、アマチュアとして映画作りを始める。マドゥライに戻り短編映画『Kaatchipizhai』(未)を撮り、新人監督を発見するTVリアリティーショー番組「明日の監督」に応募して入賞した。初の商業的な長編劇映画として『ジガルタンダ』を構想していたが、資金が集まらないため、より低予算で済むホラーにしようと『ピザ 死霊館へのデリバリー』を撮り、2012年に公開したところスリーパーヒットとなる。同作はカールティク自身の証言によれば予算1500万ルピーで売り上げがその10倍に達したという。続く『ジガルタンダ』(2014)で、タミル語ニューウェーブ映画のトップランナーの一人と見なされるようになり、以降は『女神たちよ』(2016)、『Mercury』(2018、未)と1作ごとに話題を呼び、2019年にはついに憧れのスターであるラジニカーントを主演にした『ペーッタ』を発表する。その作品に共通する特大のツイストはトレードマークとされる。創作活動はコロナ禍でも停止せず、『トリッキー・ワールド』(2021)、『Mahaan』(2022、未)をオンライン・リリースした。本作『ジガルタンダ・ダブルX』は、長編劇映画としては4年10ヶ月ぶりの劇場での公開作。それにふさわしい映画愛と映画館への愛が詰まった作品となった。短編映画作家としてはオムニバス作品『Bench Talkies』(2015、未)、『Putham Pudhu Kaalai』(2020、未)、『ナヴァラサ』(2020)にも参加している。製作会社「Stone Bench Creations」を自ら立ち上げ、プロデューサーとしても活動している。
音楽監督:サントーシュ・ナーラーヤナンSanthosh Narayanan
1983年、タミルナードゥ州中部のティルッチラーッパッリに生まれる。カレッジを卒業後、録音技師として働きながら、インディーズ系の音楽活動を始める。映画音楽では、マニラトナム監督の『Guru』(2007、未)のため音楽監督A・R・ラフマーンのもとで一部のスコアを担当した。独立した音楽監督としての初仕事は、パー・ランジット監督の『Attakathi』(2012、未)。同年のカールティク・スッバラージ監督の『ピザ 死霊館へのデリバリー』の音楽と共に大評判となり、音楽監督として各種の新人賞を総なめにした。以降、この2監督の作品の常連スタッフとなる。民俗音楽をベースに欧米ポピュラー音楽やワールドミュージックの要素を縦横無尽に取り入れて力強いビートを刻むサントーシュは、テクノポップの第一人者アニルドと並び立つ存在となり、サナー(SaNa)の愛称で親しまれる。2021年に発表した非映画音楽シングル「Enjoy Enjaami」は、各種チャートの上位を席巻した。上記以外に手がけた映画作品は、『キケンな誘拐』(2013)、『ジガルタンダ』(2014)、『マドラス 我らが街』(2014)、『僕の名はパリエルム・ペルマール』(2018)、『トリッキー・ワールド』(2021)、『ラスト・ファーマー』(2022)など多数。
撮影監督:ティルTirru
1966年にタミルナードゥ州セーラム県で生まれる。カレッジ在学中に写真に興味を持ち始め、その後撮影監督のP・C・シュリーラームのもとで助手として働く。『Magalir Mattum』(1994、未)で、独立した撮影監督となるとともに、同作に主演したカマル・ハーサンとの繋がりが生まれる。タミル語とヒンディー語の映画界で活動し、『24』(2016)で国家映画賞最優秀撮影監督賞を受賞。上記以外に手がけた映画作品は、『カーンチワラム サリーを織る人』(2008)、『ジャナタ・ガレージ』(2016)、『ペーッタ』(2019)など多数。
TheatersTheaters
地 域 劇場名 上映期間
北海道 イオンシネマ小樽 9月20日(金)
東京都 新宿ピカデリー 9月13日(金)
東京都 シネ・リーブル池袋 9月13日(金)
東京都 キネカ大森 9月13日(金)
東京都 MOVIX昭島 9月13日(金)
東京都 イオンシネマむさし村山 9月13日(金)
千葉県 イオンシネマ市川妙典 9月13日(金)
埼玉県 MOVIX三郷 9月13日(金)
埼玉県 イオンシネマ春日部 9月20日(金)
埼玉県 イオンシネマ川口 9月20日(金)
栃木県 小山シネマロブレ 11月15日(金)
新潟県 イオンシネマ県央 9月20日(金)
長野県 上田映劇 9月20日(金)
愛知県 ミッドランドスクエア シネマ 9月13日(金)
愛知県 MOVIX三好 9月13日(金)
愛知県 イオンシネマ名古屋茶屋 9月20日(金)
愛知県 イオンシネマ常滑 9月20日(金)
三重県 イオンシネマ桑名 9月20日(金)
三重県 イオンシネマ東員 9月20日(金)
三重県 イオンシネマ津 9月20日(金)
京都府 出町座 9月20日(金)
大阪府 なんばパークスシネマ 9月13日(金)
大阪府 MOVIX堺 9月13日(金)
大阪府 イオンシネマシアタス心斎橋 9月13日(金)
兵庫県 MOVIXあまがさき 9月13日(金)
兵庫県 kino cinema神戸国際 9月13日(金)
兵庫県 塚口サンサン劇場 10月11日(金)
広島県 イオンシネマ広島西風新都 9月13日(金)
香川県 イオンシネマ宇多津 9月13日(金)
佐賀県 シアター・シエマ 近日公開
熊本県 熊本ピカデリー 9月13日(金)
鹿児島県 ガーデンズシネマ 9月14日(土)
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